最近の資料

 

さいきん借りてきた資料の一部。今回の取材で、はじめてセバスチャン・サルガドを知り、しばらく作品や自伝書を眺めていました。その結果なのか、一週間はまともに眠ることができませんでした。意識が深い底へ落ちていくときに、ふとサルガドの写真がまぶたの裏にフラッシュのごとく浮かぶ感覚が癖になってしまって。急に、真っ白な光を顔面に当てられたような鮮烈さで。

 

でも、それは激しさという意味とは真逆で、まっすぐに見つめ返されてるような感覚に近いのです。自分が透明人間のようにことごとく透けてしまったような、あるいは問われているような、そんな黒々と光る目で。

 

写真を現像することを「焼く」というけれど、「目に焼きつく」という慣用句って本当に実感をもとに作られた言葉のかたまりなんですね。今気づいた。

 

そして夜に目が覚めると、鈴虫のオーケストラが大演奏を繰り広げていました。

 

by londel