今日に寄せて。

 

「編集人さん。せっかくなら、ちょっとしたフェアをやってみませんか?」


そう書店員さんにお誘いいただいたのは、2017年の夏の終わりのこと。読みものづくりに奔走していた2年目のことで、今でもよく覚えています。お取扱いに先立ち、まず何かをしてみよう、というご提案でした。

 

ちょうどその時期牴燭のためにスペースを設ける瓩箸いΔ海箸僚鼎澆髻△笋辰伴卒兇兄呂瓩燭箸でもありました。すべては限りあるものだからこそ、重みがあるんだなあ、と。


例えば、本。本を読むための時間や空間というスペースをつくってくださる方がいるということ。また、お店に小さな本のスペースを設けてくださること。考えてみれば、いろいろあります。


そんなご縁もあって、京都・長岡京にある恵文社バンビオ店さんで、エフイチはじめてのフェアがはじまったのでした。クリスマスまでの期間、既刊号の写真展示と販売。リトルプレスという一般書籍とはちがった形態の本の個性を生かしたアプローチを一緒に考えていただいて、叶った機会でした。

 

その後オーダーをいただく度に、遠く離れた場所で、どなたかのお手元にちいさな本がわたっていることを思うと、感慨深いものがありました。またどこかでスペースを作っていただいたことのしるしに思えたのでした。


本日、恵文社バンビオ店さんは、最後の営業日を迎えられました。

 

数回の訪問ながら、京都行きの際に楽しみにしていた本屋さん。長岡京の街の空気にも似た、親密さのある、陽だまりのような空気を感じていました。さみしくないというのは、あきらかな嘘になってしまいます。

 

だた今日は僭越ながらも、感謝の思いを残しておきたいという自然な気持ちに、身を任せたいと思いました。

 

改めて、本当にありがとうございました。

 

tiny publisher ロンデル

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