梅雨めく芒種と湿気の魔力/vol.5『夜の世界』のアンケート募集中

 

爽やかな初夏を過ぎ、そろそろ本格的に暑くなる時期。

あたりは次第に梅雨めき、五月雨に包まれていきます。

二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」へ。

芒(のぎ)とは、稲や麦などの穀物の実の先端にある

あの針状の突起のことを指します。

 

この時期は、そのような芒のある穀物類の種をまく季節で

節気名の由来と言われています。

(調べてみると、現在の種まきはこれよりも早いそうです)

 

七十二候では

「蟷螂生(かまきりしょうず)」

「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」

「梅子黄(うめのみきばむ)」と続き

生き物たちの生命力を垣間見ることも増えそうです。

 

都会ではなかなか感じられない数々ですが

先日スーパーで青梅とホワイトリカーの陳列棚を見つけて

「もう夏だなあ」としみじみ。

あの赤い梅酒用の瓶は

夏を象徴する一つのアイテムですよね。

 

 

 

一方、湿気も増えるこの季節ですから

人にとっては何かとやっかいなことがあるのも特徴です。

 

「長期的な湿気というのは少し魔力的なものがあって

気を停滞させるものがある」

 

以前そんなエピソードを耳にしたことがありました。

 

確かに、降りしきる雨が今日の目的を阻むことも多くなり

沸き立つ湿気が身体にまとわりつくことの不快に悩み

ふと立ち止まります。

そんな停滞をわるいことと決めてもやもやとします。

湿気はそれらを引き起こすことが多々、あります。

 

それでもやっぱり

こちらの意志とは無関係に雨は降ります。

 

 

そんな中で一つ使えるのは

「単なる湿気の魔力のせい」とする答えです。

肩の荷をすとんとおろしてしまうような滑稽さがあります。

「なんだそんなことか」と思うのです。(そりゃそうだ)

 

矢印をあまり自分側に向けるべきではないこともあります。

 

これは、どこにも理由はなく

進んだり、止まったり、停滞したりする時間の中に居ることを

呼び覚ましてくれるような

ほんの一つの答えに過ぎません。

 

この時期の雨は

夏に蓄えるための豊かな水となります。

 

そしてふと立ち止まったとき

露をまとわせた紫陽花の美しさに気づくことができます。

 

 

*     *     *

 

早くも、今冬発売予定1/f(エフブンノイチ)vol.5『夜の世界』に向けて

エフイチ恒例のアンケート募集をはじめました。

 

 

【URL】https://questant.jp/q/QVAOS93L

 

vol.5では、日々当たり前に繰り返す「夜」という時間の中で

読者さまが気づくことや感じることを募集しております。

 

とても簡単なアンケートになります。(そして掲載率かなり高め)

眠る前に読みたい本や音楽。大切にしている習慣などなど

ぜひぜひ夜にまつわるエピソードを教えてください。

 

また、近日中にロンデルから新たな告知がございますので

こちらも乞うご期待くださいませ。

 

良い一日をお過ごしください。

 

from londel