反骨ラーメン。

 

 

先日、久しぶりにラーメンを食べながら

思い出したことがある。

 

5年前になるだろうか。

専門学校の2年生に進級した頃に

グラフィックデザイン科の中から

とある男女2人が選ばれ

学科長から直々に、このような声がかかった。

 

「今度、都内のホールで行われる入学式で

グラ科の代表としてステージに立って

新入生たちに激励のスピーチをしてほしい」

 

そして、その中になぜか私がいた。

 

 

*   *   *

 

 

私たちはスピーチを考え、リハーサルなども重ねて

当日に臨んだ。 

 

 

*   *   *

 

 

本番中、相方の男子は

彼らを鼓舞するような激励の言葉を語り

その場を和ませた。

「きっと充実した2年間が待っていると思います。

自分の努力は必ず報われるはず」

というような内容だったと思う。

真面目な彼らしい言葉で、嘘がなかった。

 

 

一方、私はというと

背後にある巨大プロジェクターに

コピックと色鉛筆で描いたラーメンのイラストを映し出し

マイクに向かって一言。

 

(この写真は本誌のものです)

 

「反骨精神は制作の源泉になります。

だからこの2年間は‘豚骨ラーメン’ならぬ

‘反骨ラーメン’をとにかく

じっくりコトコトやってください」

 

歓迎を込めてボケたつもりだったのに

会場は静まり、見事にスベった。

お笑いを尊敬する人間として

これほどムナシイ返しはなかった。

駆け出しの芸人さんの苦労を

ほんのわずか、垣間見た気がした。

 

スベった余韻を残しながら

ステージを後にしたんだっけ。

その後に一人でカラオケで発散にでも行ったかな。

楽しかったな、とっても。

 

先日、豚骨ラーメンを食べながら

思い出したわけである。

 

 

*   *   *

 

 

髪の毛を金に染め

目には「つけま」をはためかせ

12cmのチャンキーヒールをはいて御茶ノ水を

半ば、キレながら闊歩していたあの頃。

今でもあのメンタルから1mmも

変わってない。…気がする。

 

とても変わってしまうことと

絶対に変わらないものが

その一人の中にキョウゾンしているというのは

ほんとうに、おもしろいこと。(マシャ風)

 

今日も、明日も、その矛盾の周辺を

延々とテクテクしてみようと思う。

 

最近独り言ばっかりでごめんなさい。

そろそろ

「あんたのことはどうでもいいよ」と

言われますね。(笑)ほんと、すんません。

 

 

夏のせいなんですよ。

 

 

 

 

というか、今日は本当に月が綺麗だ。

 

 

 

 

 

by londel