最強の季節。

 

 


 

 

鮮魚コーナーでアジを見つけたり

涼しい夜気が身体に染み込んでいくようになると

「やっと今年も最強になれる季節がやってきたんだな…」と

ふるえる。

 

初夏の空気は心身を

強くしてくれるように思う。

どうやら日本の「夏」に貼り付けられた

ベタなイメージが

とてつもなく好きらしい。

 

畳に寝そべって風鈴の音に 耳をすませたり、

かき氷を食べたり

 浴衣を着て線香花火をしたり

薄手のワンピースを着て

坂道をチャリで駆け下りたりする。

返信のない手紙。

暑さの中に織り交ぜられた

愛しい哀しみ。

求めても届かない
未解決のできごとたち。


実際にチャリで駆け下りるのは
そんなに、しない。(真顔)

 

 

*   *   *

 

 

けど、その青春の断片のような「何か」に

救われてしまう。

 

未だに言葉にできないけど

確かな煌めきが潜んでいる。

それはまた、アイデアの源泉とも言う。

 

だから夏は制作のための時間だ。

この最強の期間をどうにかして 有効活用したいと

今年も、腹に決める。

掴まなければ、すり抜けてしまう。
小学生のニジマスのつかみ取り大会のように

手からぬるぬると消えてしまう。

お腹の鱗が光ったのが最後。

もう水の中に消えていなくなる。

 

夏は儚い。

 

 

 

別世界に身も心も飛んでいく瞬間ほどの

喜びを知らない。

 

夏はやけに感傷的になって
少しのことで涙腺が崩壊する。

その心が敏感になる時を
掴んでおこう。

このゆらぎを忘れないように。

 

いつもは忙しさを理由にして 忘れかけたり、

忘れたフリをする。

けれども夏には少しだけ

蒼に染まることが許される。

ずっとこの海の中に溶け込んでしまいたい。

 

どんなに痛くたって良いのだよ。

 

 

 

*    *    *

 

 

 

そんなんで、 今日は完全な独り言ブログですが

ご飯はアジフライつくりました。

 



生パン粉が偉大です!(歓喜)

 

 

今日も良い夢を。

 

 

by londel