自由詩「のろし」

 

 

訪れを告げる

ひとすじの香り

右頬 畳のあと

 

引っ張り出した

一年ぶりのコットンワンピ

微風

伏せたままの文庫

 

汗かいた麦茶のグラス

溶けかけの氷が

「コロン」音立て

半回転した

 

あなたや わたしや

どこかしらない人が

せっせと手作りした

モーメントを

 

つないだブレスレット

はめて

のうのうとお昼寝

 

粒立つ一瞬と

混じり合うための合図

 

 

 

 

「のろし」by Kei

 

 

 

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蚊取り線香の季節ではありませんか。

この香りは、遠くからくゆってくるような、かそけき程度が私は好きです。

 

あたらしい時間の巡りを知らせる合図のようにも思えます。

 

二十四節気ですが、6日から「芒種(ぼうしゅ)」に入りますね。

イネ科の植物の穂先についている、細い毛のような部分を「芒(のぎ)」と言うそうです。この季節は、そんな芒のある穀物の種を蒔く時期と言う意味があるそうで、実際には田植えを始める時期なのだとか。

 

手元の二十四節気の本を開くと、「稲」の語源は、「いのちの根」という説があると書かれていました。

 

今日も小さなお気に入りのアルミ鍋でお米を炊きつつ「いただきます」と手を合わせます。

 

 

空模様では、6日は射手座で月食を迎えます。満ちる時間をゆっくりと。

 

ロンデルのテーブルも、エントロピー増大の法則にしっかりと従い、安定の散らかり用。わら

 

心身第一に、お過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

by Kei